殺生丸
殺生丸
殺生丸(せっしょうまる)(声優:成田剣)
殺生丸は、犬夜叉の異母兄であり、純血の妖怪。大妖怪の血を色濃く受け継いでいるため他の妖怪と比べものにならないほど全ての能力が秀でており、妖怪の妖力を高める四魂の玉を必要としないほど妖力が強い。
半妖である犬夜叉の事を蔑んでおり当初は、鉄砕牙を奪うため犬夜叉に何度も襲い掛かってきてかごめまでも殺そうとした。髪の毛は膝裏ほどもあり、犬夜叉同様の銀髪。爪から骨をも溶かし妖怪の体内に入ってもしばらく影響をのこす毒を発する「毒華爪(どっかそう)」の他、アニメでは指先から妖力を鞭状に振るう技も使う。また、第3回劇場版「天下覇道の剣」及び第4回「紅蓮の蓬莱島」にて「蒼龍破(そうりゅうは)」という風の傷に酷似した技を使う。この技は闘鬼神・天生牙のどちらでも放っているため、殺生丸自身の妖力に起因するものと思われる。
犬夜叉との鉄砕牙を巡る戦いで左腕を失ったが、片腕でもハンデを感じさせない。因みに、一時期左腕は他の妖怪などのそれと付け替えていた。劇中では、何度か鉄砕牙を手に取って風の傷を放っているが、その描写は犬夜叉のそれとは桁違いの威力を誇っていた。鉄砕牙とは別に、もう一つの父親の形見の刀「天生牙(てんせいが)」を持つ。が、天生牙は“何者も斬る事が出来ない”癒しの刀であった為、殺生丸は“斬る刀”である鉄砕牙に強い執着を向けていた。
犬夜叉との幾度かの戦闘の後にその執念は段々と薄れていったらしく、奈落の分身の一人の悟心鬼の牙から打ち出した妖剣「闘鬼神」を手に入れると、以後はそれを得物として振るっていた。闘鬼神はそれ自体が強烈な邪気を纏う妖剣であり、並み大抵の力量の持ち主では使いこなせず、逆に刀に乗っ取られてしまう程で、膨大な妖気の持ち主である殺生丸だからこそ制御できる。という様な、危険物である以外にこれといって特色の無い刀だが、その破壊力に関しては超一級品で、剣圧だけで相手を切り刻み吹き飛ばすその威力は、鉄砕牙の「風の傷」をも凌駕する。
その後、奈落の心臓たる化身の妖怪、魍魎丸との二度目の対戦にて闘鬼神は折れてしまった。本来殺傷力を全く持たない天生牙だったが、神楽の死を悼む殺生丸の心の変化を感じ、呼び寄せた刀々斎の手によって新たに鍛えなおされた。こうして、敵を冥界へと直接送り込む「冥道残月破」を習得した新生天生牙は、失われた闘鬼神の後を継ぎ、殺生丸の主戦力となる(……筈だったが、実は夢幻の白夜に向けて放たれた牽制の一撃を除いて、彼がこの奥義を持って奈落と対峙する事はついに無かった)。その後殺生丸の母からの試練により、冥道残月破はかなり完成度が上がり、それと同時に大事な人を亡くす悲しみも感じる事が出来た。
殺生丸はもともと非情な性格であったが、りんと出会い、わずかではあるものの愛情や慈悲の心が芽生え始めている。敬愛する父親の敵だった死神鬼から「冥道残月破は元々自分の技だった」と知らされただけでなく、天生牙が鉄砕牙から切り離されたものだと言われ激しく動揺する。更に、父親がいずれは殺生丸の会得した「冥道残月破」も鉄砕牙に譲らせるつもりであった由を刀々斎から聞き、犬夜叉と比較してあまりに不遇な父の自分に対する措置に激しい憤りを抱えるが、その中で父の真意について彼なりに熟慮する等、当初と比べて大きく精神面で成長した面が見られた。
50巻にて、犬夜叉が真の鉄砕牙の継承者である意味を理解せんと、殺生丸は周囲の反対を押し切って久方ぶりに犬夜叉と一対一の戦いに挑む。そして、戦いの末に自らの意思で「冥道残月破」を犬夜叉に譲り、吸収した鉄砕牙は新たな能力としてそれを得る事となった。現在、邪見、りん、琥珀とともに旅をしている。真の姿は巨大な犬だが、普段は人型を象っている。化け犬姿のときは激烈な破壊力を誇るが滅多に使わない。人間換算年齢は19歳。
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